酒米について。

お米の品種は国に登録されているもので900種類あります。(2020年農林水産省「品種登録ホームページ」より)
そのうち酒米の品種は120種類、約13%程になります。
当園では玉栄という滋賀県が原産の品種を育てており、地元の冨田酒造さんで日本酒が醸されています。


酒米と食べているお米(うるち米)との違いは!?

特徴1:うるち米の旨味やツヤのもとになるタンパク質が少ない!
タンパク質の作り出すアミノ酸がお酒の雑味につながるので、できるだけタンパク質の少ないお米となるように品種改良されています。

特徴2:粒が大きく、割れにくい!
お酒を造るために、食べるお米よりもさらに精米します。少ないもので70%以下、大吟醸にもなると50%以下にまで精米されます。
そのため、すぐに割れてしまうお米ではお酒が造れないことから、粒が大きく割れにくいお米が酒米になります。
当園では栽培管理において、品種の特性以上に割れにくいお米を育てるため、細心の水管理を行い栽培しています。

特徴3:心白(しんぱく)と言われる白い芯がある
お米の中心で透けて白く見える部分。ここはでんぷん組織が粗くなっているところ。
この組織があることにより米の中心まで麹菌が入り込みやすくなるため、お酒を醸すのに重要な要素である一方、精米時には割れないよう技術がいるところになります。

酒米 日本酒イメージ

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